斑入りマルバノキ『恵那錦』とはどんな植木?特徴と育て方について詳しく解説

斑入りマルバノキ恵那錦 アイキャッチ画像

斑入りマルバノキ『恵那錦』の特徴について詳しく解説

斑入りマルバノキ『恵那錦(えなにしき)』は、日本原産の落葉低木マルバノキの園芸品種で、葉に美しいクリーム色の覆輪斑が入る希少種です。やわらかな丸葉と明るい斑が調和し、庭全体を軽やかに彩ります。秋には通常のマルバノキ同様、赤・黄・オレンジの鮮やかな紅葉を見せ、1年を通して鑑賞価値の高い樹木です。

それでは、『恵那錦』の特徴、育て方、管理方法について詳しく見ていきましょう!



目次

1.斑入りマルバノキ『恵那錦』の樹形と植栽施工例

(1) 当店商品の斑入りマルバノキ恵那錦の樹形

すらっと繊細で整った株立ち樹形で大型の斑入りマルバノキ恵那錦です。
【サイズ:樹高H≒260 × 枝張りW≒200 × 根鉢径A≒35cm(全高L≒285cm)】

斑入りマルバノキ恵那錦 樹形1
斑入りマルバノキ恵那錦 樹形1

(2) 当社による実際の外構工事の植栽施工例

大型で繊細な斑入りマルバノキ恵那錦です。
斑入りの葉がモダンな坪庭ともマッチしています。

マルバノキ 植栽施工事例1
マルバノキ 植栽施工事例1

2.斑入りマルバノキ『恵那錦』の基本情報

項目詳細
和名斑入りマルバノキ ‘恵那錦’(えなにしき)
学名Disanthus cercidifolius ‘Enanishiki’
科名マンサク科(Hamamelidaceae)
属名マルバノキ属(Disanthus)
タイプ落葉低木
分布園芸品種(岐阜県・恵那市で選抜)
オススメ植栽地域東北〜九州
樹高1〜4m(剪定で調整可能)
成長速度やや遅め(20〜30cm/年)
日照条件半日陰〜日向(できるだけ西日は避ける)
耐寒性強い(−10℃程度まで可)
耐暑性普通(乾燥と直射日光に注意)
耐病虫性強い
水やり夏場は毎日たっぷりと
開花時期11月(暗い赤紫色で葉陰に咲く)
育てやすさ初心者でも育てやすい
特徴丸い斑入り葉と鮮やかな紅葉、花も楽しめる
育てるポイント葉焼けが気になる場合はなるべく涼しげな場所に植えましょう。

3.斑入りマルバノキ『恵那錦』の特徴

(1) 葉の美しさと紅葉

  • 丸くハート型の葉にクリーム色の美しい斑が入る。
  • 春〜夏は明るく柔らかな印象の葉姿
  • 秋には、斑入りでもしっかりと紅葉し、赤・橙・黄のグラデーションが楽しめる。
斑入りマルバノキ恵那錦 葉
斑入りマルバノキ恵那錦 葉
斑入りマルバノキ恵那錦 葉2
斑入りマルバノキ恵那錦 葉2

(2) 花と実

  • 11月頃に赤紫色の小さな花が葉の陰にひっそりと咲く。(通常のマルバノキと同じ花
  • 派手さはないが、繊細で趣ある花姿
  • 実もつきますが、観賞価値は控えめ。
マルバノキ 花
マルバノキ 花
マルバノキ 実
マルバノキ 実

(3) 樹形と質感

  • 放任でも自然に整った樹形に育つ
  • 雑木や常緑樹とも合わせやすく、庭に動きを出す存在として優秀。
斑入りマルバノキ恵那錦 枝ぶり
斑入りマルバノキ恵那錦 枝ぶり

4.斑入りマルバノキ『恵那錦』の育て方

(1) 植え付け

  • 適期:春(3〜4月)または秋(10〜11月)
  • 場所:半日陰〜日向が最適。西日は避ける
  • 水はけと保水性のバランスが良い腐葉土を多めに混ぜた土が理想。

(2) 水やり

  • 植え付け後の2~3年はこまめに水やりが必要
    • 毎日(気温が上がると植物の成長が盛んになりますので、水やりに気を配ります)
    • 毎日(暑さで水分が蒸発しやすいため、水切れに注意しましょう)
    • 2日に1回(冬に近づくにつれだんだん気温が下がってきますので、水やりの量を徐々に減らすように調整しましょう)
    • 3~4日に1回(成長が遅くなり、水の吸収が少なくなります)
  • 根付いた後は基本的には自然降雨でOKだが、夏の乾燥時期は注意。

(3) 肥料

  • 年1回、冬の終わり(2月頃)に緩効性肥料を寒肥として施す
  • 肥料過多にすると斑が濃くなりすぎるので注意。

(4) 剪定 ✂

  • 剪定はほとんど不要。自然樹形を楽しむのが基本。
  • 混み合った枝や枯れ枝を間引く程度で十分。

(5) 病害虫対策 🐛

  • 病害虫には非常に強く、手間がかかりません。
  • ごくまれにアブラムシが発生した際は、早期に駆除。

5.斑入りマルバノキ『恵那錦』の用途

(1) 雑木風・和モダンな庭づくりに

  • アオダモや常緑ヤマボウシ、ソヨゴなどと合わせて、庭に彩りと個性を。

(2) シンボルツリーや中木として

  • 斑入りの明るい葉が印象的で、庭のアクセントに最適。

(3) 秋の彩りを添える紅葉樹として

  • 斑入りながらも非常に美しい紅葉を見せてくれる。

6.斑入りマルバノキ『恵那錦』の魅力と注意点

(1) 魅力

希少な斑入り葉が庭を明るく彩る
紅葉のグラデーションが非常に美しい
手間がかからず自然樹形を楽しめる
和・洋どちらの外構にもマッチ

(2) 注意点

西日や乾燥が続くと葉焼けしやすい
根が浅く、夏場の水切れに注意
強剪定は避け、やさしく育てるのがポイント


7.まとめ

『恵那錦』は、丸葉に斑が入ることで、通常のマルバノキよりもさらに明るく上品な印象をもつ希少な園芸品種です。
紅葉の美しさ、自然な樹形、病害虫の少なさなど、観賞価値と育てやすさを兼ね備えた非常に優秀な庭木としておすすめできます。

こんな方におすすめ!

明るくやさしい印象のシンボルツリーを探している
ナチュラルガーデンや和モダン外構を考えている
紅葉を楽しめる希少な庭木を取り入れたい
手間をかけずに四季を楽しみたい

『恵那錦』を植えて、四季折々のやさしい彩りを楽しんでみませんか?🍁🌿



 

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