ブルーベリーの特徴について詳しく解説
ブルーベリーは、北アメリカ原産のツツジ科スノキ属に属する落葉低木で、春の可憐な花、夏の美味しい実、秋の紅葉と、1年を通して楽しめる果樹です。家庭菜園や庭木としても人気が高く、観賞価値と実用性を兼ね備えた樹木として広く親しまれています。
品種は大きく分けてハイブッシュ系とラビットアイ系があり、それぞれ実の大きさや甘み、耐寒性・耐暑性に違いがあります。
それでは、ブルーベリーの特徴、育て方、管理方法について詳しく見ていきましょう!
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1.ブルーベリーの樹形と植栽施工例
(1) 当店商品のブルーベリーの樹形
すらっと繊細で整った株立ち樹形で大型の山採りブルーベリーです。
珍しい一本をセレクトしてみました!
【サイズ:樹高H≒300 × 枝張りW≒190 × 根鉢径A≒20cm(全高L≒315cm)】

玄関前等にピッタリな寄せ植えの鉢植えブルーベリーです。
よくある鉢の中にポットを入れているタイプではなく、きちんと植え付けてある状態です。
【サイズ:全高H≒160 × 枝張りW≒100cm 鉢:外寸 W28 × H24.5cm】

(2) 当社による実際の外構工事の植栽施工例
小型のブルーベリーです。
全体的に低木を中心に植え付け、可愛らしいアプローチを演出しています。

大小対となる2本のブルーベリーです。
5m級の大型の樹木の木陰に添える形で植え付けています。

2.ブルーベリーの基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
和名 | ブルーベリー |
学名 | Vaccinium spp. |
科名 | ツツジ科(Ericaceae) |
属名 | スノキ属(Vaccinium) |
タイプ | 落葉低木(品種によって半常緑) |
分布 | 北アメリカ原産(園芸品種多数) |
主な系統 | ハイブッシュ系・ラビットアイ系・ローブッシュ系 |
オススメ植栽地域 | 全国(品種選びで対応可) |
樹高 | 0.5〜3m(品種・剪定で調整) |
成長速度 | 普通(20〜30cm/年) |
日照条件 | 日向〜半日陰(実付きを良くするには日向) |
耐寒性 | 強い(ハイブッシュ系は寒冷地向き) |
耐暑性 | 強い(ラビットアイ系は暖地向き) |
耐病虫性 | 強い |
水やり | 夏場は毎日たっぷりと |
開花時期 | 4〜5月(白〜淡いピンクの壺型花) |
収穫時期 | 6〜9月(品種による) |
育てやすさ | 初心者でも育てやすい |
特徴 | 美味しい実・紅葉・花が楽しめる三拍子揃い |
育てるポイント | 酸性土壌で育てる・2品種以上を混植すると実付きUP |
3.ブルーベリーの特徴
(1) 葉と紅葉
- 春〜夏は光沢のある緑葉。
- 秋には品種によって赤やオレンジに美しく紅葉する。




(2) 花と実
- 4〜5月に可愛らしい壺型の白〜ピンクの花を咲かせる。
- 夏に甘酸っぱい果実を実らせ、生食・ジャム・スイーツに利用できる。


(3) 樹形と質感
- 株立ち状でコンパクトにまとまり、狭いスペースでも栽培可能。
- 果樹と庭木の両方の魅力を兼ね備える。


4.ブルーベリーの育て方
(1) 植え付け
- 適期:春(3〜4月)または秋(10〜11月)
- 土:酸性土壌(pH4.5〜5.5)を好む。鹿沼土やピートモスを多めに混ぜる。
- 場所:日当たりの良い場所で風通し良く。

(2) 水やり
- 植え付け後の2~3年はこまめに水やりが必要。
- 春:毎日(気温が上がると植物の成長が盛んになりますので、水やりに気を配ります)
- 夏:毎日(暑さで水分が蒸発しやすいため、水切れに注意しましょう)
- 秋:2日に1回(冬に近づくにつれだんだん気温が下がってきますので、水やりの量を徐々に減らすように調整しましょう)
- 冬:3~4日に1回(成長が遅くなり、水の吸収が少なくなります)
- 根付いた後は基本的には自然降雨でOKだが、夏の乾燥時期は注意。

(3) 肥料
- 春の芽出し前(2〜3月)と収穫後(9月)に有機肥料または果樹用化成肥料。
(4) 剪定
- 冬季(落葉期)に古い枝や込み合った枝を間引く。
- 枝更新を行うことで毎年の実付きが良くなる。
(5) 病害虫対策
- 病害虫は少ないが、熟果は鳥害を受けやすいので防鳥ネットを使用。
5.ブルーベリーの用途
(1) 家庭果樹として
- 子供と一緒に収穫を楽しむ家庭菜園に。

(2) 観賞用庭木として
- 花・実・紅葉と四季を通して彩りを楽しめる。

(3) 鉢植えでのベランダ栽培
- コンパクトな樹形で鉢植えにも最適。
6.ブルーベリーの魅力と注意点
(1) 魅力
✅ 実が甘くて美味しい(健康食品としても人気)
✅ 花・実・紅葉が一年を通して楽しめる
✅ コンパクトで管理しやすい
(2) 注意点
⚠ 酸性土壌を好むため、通常の庭土では生育不良になる場合あり
⚠ 水切れに弱く、特に夏は乾燥注意
⚠ 実付き向上には2品種以上の混植が望ましい
7.ブルーベリーの系統別特徴比較表
系統名 | 特徴 | 樹高 | 耐寒性 | 耐暑性 | 収穫期 | 実の特徴 | 栽培適地 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ハイブッシュ系 | 実が大きく甘みが強い。寒冷地向き。落葉が美しい。 | 1.5〜3m | 強い(-20℃程度まで可) | やや弱い | 6〜7月 | 大粒・甘酸っぱい | 東北〜中部の冷涼地 |
ラビットアイ系 | 暖地向きで栽培容易。豊産性。熟果は黒っぽくなる。 | 2〜3m | 中程度(-5℃程度まで) | 非常に強い | 7〜9月 | 中〜大粒・甘め | 関東以南の暖地 |
ローブッシュ系 | 草丈が低く、グラウンドカバー向き。耐寒性が極めて高い。 | 0.3〜0.6m | 極めて強い(-30℃程度まで可) | 弱い | 7〜8月 | 小粒・濃厚な甘み | 北海道や寒冷地 |
8.代表的な品種と特徴
【ハイブッシュ系】
- ブルークロップ(Bluecrop)
✅ アメリカで最もポピュラー。甘みと酸味のバランス良好。豊産性。 - スパルタン(Spartan)
✅ 大粒で甘く香りが良い。やや栽培難易度高め。 - デューク(Duke)
✅ 早生品種で初夏から収穫可能。酸味が少なく食べやすい。
【ラビットアイ系】
- ティフブルー(Tifblue)
✅ 暖地での代表品種。豊産性で甘味が強い。 - ホームベル(Homebell)
✅ 病害虫に強く家庭向け。実は小粒だが風味が良い。 - パウダーブルー(Powderblue)
✅ 遅生品種。果実は白っぽいブルームが多く美しい。
【ローブッシュ系】
- ノースブルー(Northblue)
✅ 耐寒性抜群。鉢植えや庭の縁取りに最適。 - ノースカントリー(Northcountry)
✅ 小粒だが甘み濃厚。観賞性も高い。
9.品種選びのポイント
- 地域の気候に合わせた系統を選ぶ
- 寒冷地 → ハイブッシュ系またはローブッシュ系
- 暖地 → ラビットアイ系
- 2品種以上を混植(異なる品種を近くに植えると受粉が促進され、実付きUP)
- 収穫時期をずらす(早生・中生・晩生を組み合わせると長期間楽しめる)
10.まとめ
ブルーベリーは観賞価値と実用性を兼ね備えた優秀な果樹です。
花・実・紅葉の三拍子を楽しみながら、収穫の喜びも味わえるため、初心者から上級者まで幅広くおすすめできます。
こんな方におすすめ!
✅ 家庭で果樹栽培を楽しみたい
✅ 四季折々の彩りを取り入れたい
✅ 限られたスペースで果物を育てたい
ブルーベリーを植えて、庭やベランダで果実のある暮らしを楽しんでみませんか?🍇🌿
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